お題17 口説き文句

 

るーぞー ジャイロ&ジョニィ&ティム

野営の焚き火の炎を見つめながら、ティムは知らず知らずのうちに溜息をついていた。一目会っただけのあの幼い人妻の事を考えて。あの人と再び会える日は来るのだろうか。それ以前に、あの人がこれから先、自分の事を思い出す時はあるのだろうか。そしてまた溜息をつく。
「どうしたのティム、何か溜息ばかり。」
様子に目ざとく気付いたジョニィがすかさず突っ込んできた。
「にょほ、ほ。どうせブンブーンみたいな刺客がまたやって来たらどうしようか心配してるんだろーよ。」
全く検討はずれな事を言うジャイロに対し、ティムはちらっと彼を見るとニヤリとして言った。
「お前にはほぼ経験が無いだろう事を考えてるんだ、ジャイロ。つまり、女の事だ。」
「むっ!なんでテメーにそんな事言われなきゃいけ…」
「それで、誰の事を考えてるの?」
ジャイロの抗議はジョニィの質問に遮られた。ジャイロはぶつぶつ「経験ねーわけじゃねぇっ」とか「何でそんなことが分かるんだ」と呟いているが、ティムとジョニィは無視した。
「一回しか会ってないが、なぜだか知らないがとても心に残っている、凛とした美しい人だった。」
「どうしてすぐ口説かなかったんだよ。」
ジョニィはづけづけと訊いてくる。ティムは苦笑いして言った。
「その人は別の男の物なんだ。旦那もそこに居たしな。」
「おめぇ!それ不倫になるじゃねーか!汝姦淫するなかれって言葉聞いたことねーのか!」
「うるさいなぁ、もう、ジャイロは。そんなの神話の時代からよくある事じゃないか。古代の戯曲なんてほとんどそんな話ばっかりだろ。」
「………」
ジョニィにうっとうしそうに言われ、ジャイロは黙ってしまった。
「くっくっく。やっぱり経験値が低いトコは隠せねぇな。」
ティムに笑われ、ジャイロは怒り心頭になってしまった。
「てめえっ!誰のどこが経験値が低いんだっ!!」
「まぁまぁ、ジャイロ。」
「じゃ、今からジョニィを女に見立てて口説くとしたらどうする?おっと、口説いた事がねーってなら何も言う必要はないぜ。」
ジョニィは宥めるが、ティムはますますニヤリとしながらジャイロを煽った。要するにヒマなのだ。
「口説く?そんなの真摯に自分の気持ちを訴えてだなあ!」
「わーーー…ジャイロ…そんなこと、するんだ。」
笑うのは止そうと思いながら、ジョニィは爆笑寸前で声を震わせながら言った。ティムも肩を震わせ、顔を背けている。こちらも爆笑寸前だ。
「うるせーーっ!じゃーテメーは何て言うんだよ?!!」
ジャイロは癇癪を起こしそうな勢いでティムに怒鳴った。ティムはしれっと言った。
「別に言葉なんて必要無い。」
「はぁ?じゃあどうすんだよ?」
ティムはロープで岩陰の花をさっと摘むと、ジョニィにそのまま手渡す。
「うーん、ちょっとクサくない?」
ジョニィは辛口の評価を行い、ジャイロは「そら見たことか!」とティムを見る。するとティムはジョニィの足元で片膝を付き、ジョニィの右手を取って手の甲に軽く口づけた。
「いかがですか?レディ。」
そう言うティムに、ジョニィはちょっと赤面しつつ言った。
「今のはいいと思うよ。女の子はレディ扱いされると喜ぶからね。」
「はーっ?!なんでこんなクセーのがいいんだよ!」
ジャイロが文句を言おうとしたが、ジョニィとティムの二人は口々に言った。
「君のは暑苦しいよ。」「想いを語られてもうっとうしいだけだ」「そうそう、目も当てられないよ。」
二人の口撃に、ジャイロは苦虫を噛み潰したような顔をして、それでも女の子の喜ばせ方のヒントになるのではないかと最後まで聞いてしまうのであった。

5/3 23:30-24:00

コラボ 是游さん ティム×ジョニィ+ジャイロ



5/5 2:00〜4:30

コラボ まよるんさん ティム×ジャイロ&ジャイロ×ジョニィ



5/6 21:10〜23:00





リオナさん ジャイロ&ジョニィ



所要時間 2時間

コラボ 五十嵐さん ジャイロ&ジョニィ



所要時間…約45分

コラボ 宇宙紀行さん ジャイロ&ジョニィ



経過時間:30分

コラボ ヴァージニアさん ジャイロ×うさ(ジョニィ)

(お題3 ありがとうの示し方)


いつもありがと。(裏声)
〜5/5 08:10 作画約9時間30分

コラボ ヴァージニアさん ジャイロ×ジョニィ

(お題3 ありがとうの示し方)


だから、好きだよ。

コラボ アニスさん ジャイロ×ジョニィ

  野営の時の食事は、俺とジョニィが交替で作っている。ジョニィは移動するという動きは苦手なものの、手の届く範囲に材料と道具がそろっていれば、簡単な料理ならちゃんと作ることができたからだ。俺は、ジョニィを健常者とみなしている。あくまで俺とジョニィは、対等の存在なんだ。

  三日前だったか。自分が食事当番なのに、ジョニィが俺にやらせようとしたのは。ま、ウサたんをくれるっつーことだから、一日だけならと引き受けたさ。二日前。ジョニィの番なのに俺が担当したんだから、次はジョニィの番だろう。しかし、ウサたんに可愛い声でお願いされたら、仕方ねえよな。そして昨日。ジョニィの奴、また俺に食事を作らせようとして。だけど、ウサたんに可愛い仕草で催促されちゃあ、やらなきゃあるめえ。

  ……という馬鹿だった、俺は。今日は、今日こそは絶対に騙されない。食事当番は引き受けない。今日から向こう四日は、ジョニィが作る番だ。俺は、断固として抗議する覚悟をしていた。いかにウサたんに可愛くお願いされようとも、だ。

  案の定、ジョニィが猫なで声で、「ねえ、ジャイロ」なんて俺を呼びやがる。ここでビシッとしておかねえと、男が廃る。
  「今日の食事当番は、おまえの番だ! 絶対騙されねえからな、今日は!」
  俺は口をへの字に曲げて、腕を組んで目をつぶった。

  と、唇に何か押しつけられたので、嫌でも見ざるを得なくなり、目を開けてみると……! ウサたんが目の前にいた。否、ウサたんにキスされていた。俺の初めてのキスがウサたんに……違う、俺の初めての相手はクマたんだ、ウサたんじゃあねえ。
  そんなことはどうでもいいが、ジョニィが裏声で、「いつもありがと」なんて言ってやがる。意外なことをされて少々吃驚したが、今日は騙されないからな……と引き続き目をつぶると。

  「だから、好きだよ。」

  という言葉と共に、俺の口に温かくてやわらかいものが降ってくる。何だ? ぬいぐるみの生地の感触なんかじゃあない。これは……?
  「!!」
  何が自分の唇に触れているのか理解した瞬間、頭の中が真っ白になった。食事当番だとか、ウサギのぬいぐるみだとか、もうそんなこと全部どうでもよかった。どうしていいのかわからなかった俺は、ジョニィとしばらくそのままの状態で動かなかった。

 所要時間:5/5 21:15〜45

コラボ 村瀬さん ジャイロ×ジョニィ

(お題3 ありがとうの示し方)

所要時間20分




榎本さん ジョニィ×ジャイロ?



「だめ?」「いや、だめじゃねーけど…」 所要時間:約1時間

コラボ Nさん ジャイロ&ジョニィ

(お題18 まだいいって言ってないのに)

地図を見て行った気になるか、もう行く気満々だったりする 所要時間:45分




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